想定コース

滋賀県の周りをぐるっと一周する、日本で一番長いコース(全長436.6km 累積標高27,100m)になると思われます。これは現在想定しているコースですが、トレイルの状況や整備状況によってレース直前まで変更になる可能性があります。また余呉トレイルの拡張など、今後も整備や開通作業を続け、よりトレイル率が高くギリギリまで県境を通れるようなルートを模索していきます。

トレイルランニングのコースを共有したり、走ったレポートを共有してつながるWebサービス「IBUKI」にてコースの詳細を公開しています。GPXファイルのダウンロードも可能です。

https://ibuki.run/c/8960902124485479408/

ステージ1. 大津港 → 高島市 朽木栃生

距離:59.7km 累積標高:4,505m スタート時間:8:00 ゴール制限時間:未定

滋賀県の県庁所在地、大津市大津港で琵琶湖をバックに出発。京都市を一望できる大文字山を経て一旦京都市に降り、比叡山へ。京都一周トレイルや比叡山インターナショナルトレイルラン、比良比叡トレイルのコースを通りながら、延暦寺を経て、比叡山最北部まで縦走。比叡山と比良山のつなぎ目となる還来神社まで一度降りると、次は比良山地へ。霊仙山から尾根に上がると、権現山から蓬莱山に至る絶景の尾根を進み、さらに比良山地の最高峰である武奈ヶ岳を経て、比良山地をほぼ縦走して朽木栃生に降りる。大津市や京都市から近く、関西のトレイルランナーには馴染みの深いトレイルを通るコース。

ステージ2. 高島市 朽木栃生 → 高島市 今津 水坂峠

距離:58.2km 累積標高:4,550m スタート時間:6:00 ゴール制限時間:未定

栃生からFAIRY TRAILスーパーロングコースを逆走する形でスタート。白倉岳まで標高差700mほどの急登を登り、烏帽子峠からは急な下り。小川の集落まで降りると、次は高島トレイルに続く尾根へ。イチゴ谷山への急登をこなし、経ヶ岳を超えると高島トレイルに合流。ここから高島トレイルの西部を踏破する。三国岳から地蔵峠へと、登山者も少ない区間を過ぎ、おにゅう峠から鯖街道マラソンが通過する根来坂へ。さらに、標高の割に高度感を感じる百里ヶ岳から駒ケ岳の稜線を進み、一旦椋川の集落へと降りる。桜峠から再びトレイルに入り、二の谷山を越えると水坂峠へ。ここまでで、高島トレイルの西半分をこなしたことになる。

ステージ3. 高島市 今津 水坂峠 → 長浜市 余呉 柳ヶ瀬

距離:58.3km 累積標高:3,831m スタート時間:6:00 ゴール制限時間:未定

水坂峠からいきなり始まる急登を経て武奈ヶ嶽へ。尾根に上がると景色が開け始め、北上すると日本海が見え始める。高島トレイル最高峰の三重嶽をかすめ、福井県の登山者からも愛される大御影山へ。小川のある抜土に一度降りると、高島トレイルのハイライトとも言える大谷山、寒風、赤坂山区間へ。マキノの集落と琵琶湖を見下ろしながら尾根を進む。三国山、乗鞍岳を過ぎると高島トレイルの終着点(出発点)愛発越(あらちごえ)に到着。ここで高島トレイルは終わるが、さらに余呉トレイル区間へと入っていく。人通りの少ない県境の尾根を進み、8号線を渡る。一部笹が茂る尾根を進み、三方ヶ岳、行市山、柳ケ瀬山を越えると、柳ケ瀬の集落に降りる。前半の高島トレイルの絶景に比べ、後半の余呉トレイル区間は、普段歩く人も少ない不明瞭な道となる。

ステージ4. 長浜市 余呉 柳ヶ瀬 → 長浜市 高山キャンプ場

距離:38.3km 累積標高:2,849mm スタート時間:6:00 ゴール制限時間:未定

柳ケ瀬の集落の横からはっきりした道のない斜面を登ると新谷山に出る。林道を通って七々頭ヶ岳へ。踏み跡のはっきりしたトレイルを下り合掌造りの家々が美しい菅並の集落へ。西尾根ルートから横山岳を経て林道に降りると、一旦舗装路に出る。八草峠の旧道(舗装路)を八草峠まで走る。これまでで一番長いロード区間となる。八草峠から荒れた林道で尾根を登り、トレイルへ。八草出会いで白倉岳に向かう稜線に出るが、この日は西へ下る。花房コースを下りて高山キャンプ場に到着。この日の距離は最短で、中休み的な位置付けだが、標高1100mを越える横山岳など、なかなか侮れない山が待ち受けている。
(2019年1月現在、鳥越峠の車道が崩落しており、滋賀県側の通行ができません。そのため、高山キャンプ場まで往復するコースとしています)

ステージ5. 長浜市 高山キャンプ場 → 米原市 長久寺

距離:54.0km 累積標高:4,025m スタート時間:6:00 ゴール制限時間:未定

高山キャンプ場から前日下った花房コースを登り返し、白倉岳を経て金糞岳へ。金糞岳は滋賀県第2位の高峰。この日はここから、滋賀県第3位のブンゲン(射能山)、第1位の伊吹山へと、滋賀県の標高1,2,3位を1日で縦走するコースとなる。金糞岳を越えて鳥越峠に下ると、ここから奥伊吹トレイルへ。この区間は、これまでヤブに覆われて縦走が難しかったが、滋賀一周トレイルにて整備を行い、数十年ぶりに縦走が可能となった区間である。アップダウンが続く尾根を一度北上し、新穂山へ。ここから南下が始まり、新穂峠を通過。ブナが美しい稜線を進み品又峠へ。奥伊吹スキー場のゲレンデを横に見ながら進むとブンゲンに到着。この先はクマザサの密集地帯で、最も整備が難航した区間である。整備チームによって命名された笹刈山を通過し、虎子山に出ると、登山者が多く通るトレイルに出る。国見峠に下りると、奥伊吹トレイルは終了。引き続き、伊吹山北尾根縦走路へ。大垣山岳協会が開拓した縦走路を過ぎると滋賀県最高峰で日本百名山でもある伊吹山に到着。晴れていれば、琵琶湖を見下ろす絶景が待っている。

ステージ6. 米原市 長久寺 → 三重県 菰野町 朝明茶屋キャンプ場

距離:55.6km 累積標高:4,657m スタート時間:6:00 ゴール制限時間:未定

この日からは100km近くに及ぶ鈴鹿山脈に入る。北端の霊仙山から南端の油日岳まで、滋賀一周ラウンドトレイルでも2日かかる。柏原から車道を詰めていくと、やがて道はトレイルとなり、最初の霊仙山へ。頂上付近は展望の開けたカルスト地形となっており、ぜひ立ち寄りたいところだが、今回はそのまま県境稜線を南下。不明瞭な尾根を進み、細かいアップダウンをこなしていく。三国岳までたどり着くと、ようやくトレイルは明瞭となる。鞍掛峠を経て鈴北岳まで登ると、景色が広がり始める。カルスト地形の広がる御池岳山頂に立ち寄り、石灰岩が美しい藤原岳へ。ここからは、鈴鹿セブンマウンテンのうち、県境から離れている雨乞岳と入道ヶ岳を除く5座を縦走していく。5座のいずれも、違った個性を持つ、スケールの大きな山々だ。治田峠を通過し、笹の原が広がり眺望が美しい竜ヶ岳へ。石榑峠で車道を横断すると、長い尾根道を経て釈迦ヶ岳へ。ハト峰峠までたどり着くと、一旦県境稜線を離れて三重県側に降りる。朝明渓谷の朝明茶屋キャンプ場まで下ってゴール。

ステージ7. 三重県 菰野町 朝明茶屋キャンプ場 → 甲賀市 信楽

距離:68.6km 累積標高:4,657m スタート時間:6:00 ゴール制限時間:未定

朝明茶屋キャンプ場からハライドへ一気に登るところからスタート。天気が良ければ菰野町や伊勢湾が見渡せる。国見岳付近から県境稜線に復帰し、セブンマウンテン4座目で、もっとも知名度の高い御在所岳へ。山頂にはロープウェイが通じており、観光客などもいる。鈴鹿山脈の県境稜線の中で、唯一自販機で補給も可能である。武平峠からザレ場の続く登りを経て、セブンマウンテン5座目の鎌ヶ岳へ。鎌ヶ岳を越えると、スリルのある鎌尾根が現れ、入道ヶ岳への分岐を越えるとまた人通りの少ない区間へと入っていく。宮指路岳、仙ヶ岳を越えると、一度安楽越の車道に出る。再びトレイルに入り四方草山、三子山を越えると鈴鹿峠に到達する。旧東海道との分岐を過ぎると、鈴鹿山脈南端部に入っていく。この区間は標高はそれほど高くないが、細かいアップダウンが激しく、思うように進まない。高畑山を過ぎると、傾斜がきつくなり、唐木岳、那須ヶ原山と越えていく。三国山まで来れば比較的進みやすくなり、油日岳を越えるとようやく鈴鹿山脈の縦走を終える。柘植を過ぎると東海自然歩道に入り、なだらかなトレイルと車道を繰り返しながら西に進む。信楽まで到達すれば、最長距離となるステージが終わる。

ステージ8. 甲賀市 信楽 → 大津港

距離:44km 累積標高:2,333m スタート時間:6:00 ゴール制限時間:未定

最終日は距離も短く、累積標高も最も少ない。このステージのスタートラインに立てた者は、ゴール目前と言って良いだろう。信楽から引き続き東海自然歩道を進む。林道とトレイル、車道がくり返し現れる。太神山(たなかみやま)から湖南アルプスに入り、走りやすいトレイルを矢筈ヶ岳、笹間ヶ岳へと進んでいく。鹿跳橋で瀬田川をまたぐと、立木観音への階段が待っている。800余段の階段を登ると、立木山へのトレイルへ。袴腰山、岩間山を経て、千頭岳へ。音羽山を越えると逢坂関があった国道1号線の上に出る。再び短いトレイルに入り、下っていくといよいよゴール。大津の街と琵琶湖が、滋賀一周の完走者を待っている。